鍛造とクラフトシステム#
ラストエポックの鍛造は最も評判の良いシステムだ。理由は「装備追いに走る」行為を純粋な運から、計算できるリソースの判断に変えた点にある。いつでも鍛造パネルを開くと、その操作がいくつを消費し成功確率が何割かが表示される。残りは割に合うかどうかを判断するだけだ。
四つの核となる概念#
| 概念 | 説明 |
|---|---|
| 鍛造ポテンシャル | 装備が耐えられる鍛造操作の総量。本システムの硬い制約 |
| アフィックスのかけら | アフィックスの追加と昇格の基礎素材。装備の分解で得る |
| ルーン | あらゆる改造成果を提供する道具。種類が効果を決定する |
| 雕文 | 補助道具。かけらやルーンと一緒に使い、その操作の結果を修正する |
新米が最も取り違えやすいのは「ルーン」と「雕文」の関係。ルーンはその操作で何をするかを決め、雕文はその操作をどう行うかを決める。両者は重ねて使える。
鍛造ポテンシャルが唯一の硬い制約#
鍛造可能な装備はすべて一定量の鍛造ポテンシャルを備える。アフィックスの追加も昇格も、そのたびにこれを消費する。ポテンシャルを使い切ると、その装備は鍛造による改修を続けられなくなる。
ここから二つの結論が出る。
- 良いベースは良いアフィックスより価値がある。ベースはポテンシャル上限を決め、アフィックスは後から少しずつ補える。
- ポテンシャルを節約したいなら雕文を使う。雕文の一部の役割はまさに、その操作の消費を抑えること、あるいは消費そのものを回避することだ。
アフィックスのティアと昇格#
装備のアフィックスはティアで区分される。ティアが高いほど、一条あたりの数値レンジは大きくなる。
| アフィックスのティア | 出現源 | 鍛造での扱い |
|---|---|---|
| 低ティア | 通常、魔法、レア装備によく出る | 何度も昇格でき、コストは相対的に低い |
| 高ティア | 主に崇高アイテムに出現 | 昇格の難易度が高く、通常は保持して使う |
強調しておきたいのは、鍛造は全アフィックスを上に積み上げる行為ではないという点。ポテンシャルには限りがあり、正しい使い方はそれを本当に重要なアフィックスに投じ、他の枠はドロップでまかなうことだ。
よくあるルーンの用途#
ルーンは改造の本体だ。よく出るいくつかの作用方向は次のとおり。
| ルーンの方向 | 効果 |
|---|---|
| 分解系 | 物品を破壊し、アフィックスのティアに応じてかけらを返す |
| 再抽選系 | アフィックスの数値を引き直す。ティアは変わらない |
| 除去系 | アフィックス一条を除去し、かけらを返す |
| 補填系 | 空のアフィックス枠に低ティアのアフィックスを追加する |
| 変換系 | 物品を同タイプのユニークまたはセットアイテムへ変える |
| 複製系 | 物品を複製する。代価はポテンシャルがゼロになること |
| 昇級系 | 高ティアのアフィックスをさらに上のティアへ押し上げる。代価は高い |
なかでも「変換系」は多くが見落とす一本だ。通常のベース物品を同タイプのユニークへ変換できる。ただし特定のボスのドロップでしか得られない専用ユニークまでは生成できない。
雕文の作用の仕方#
雕文は単体では結果を生まない。結果を修正する側だ。
| 雕文の方向 | 効果 |
|---|---|
| 消費系 | 一定確率でその操作の鍛造ポテンシャル消費を発生させない |
| 結果修正系 | その操作が産むアフィックスの種類か数値のブレを変える |
| 保護系 | その操作が特定の数値を破壊するのを防ぐ |
| 付加系 | 確率で追加の産出をともなう |
雕文の価値は中期に入ってから現れ始める。序盤はポテンシャルの消費が少なく、雕文を使わなくても痛手は小さい。高ティアのアフィックスを追う段階では、雕文一枚でその装備を続けられるかどうかが決まることがある。
実戦手順#
鍛造を固定動作へ分解すると、無駄ははっきり減る。
- 不要な装備を分解し、目標アフィックスに対応するかけらをためる
- 鍛造パネルにベースが適した装備を一つ入れる
- 各アフィックスの昇格コストと現在のポテンシャル残量を確認する
- 費用対効果の高い項目から処理する。主属性、耐性、ライフ
- ポテンシャル残量を見て、火力アフィックスを強引に追うかどうか決める
- 重要な操作の前に雕文を載せ、失敗のコストを下げる
鍛造と陣営の噛み合わせ#
鍛造システム自体は二つの陣営で共通だが、「良いベース」の入手経路は異なる。
| 陣営 | ベースを入手する方法 |
|---|---|
| リング・オブ・フェイト | 予言で方向を絞る。欲しいベースとアフィックスを時間をかけて出す |
| 商人ギルド | 高ティアアフィックス付きの土台をマーケットで直接買い、仕上げは自分で行う |
同じ鍛造システムなのに二つの陣営で体験がまったく違う理由はここにある。片方は忍耐の勝負、もう片方は資金の回転の勝負。
よくある質問#
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| ポテンシャルを使い切ったらどうするか | その装備はこれ以上鍛造できない。次の一品を待つだけ |
| かけらが足りないとどうするか | 高ティアアフィックス付きの装備を分解する。使わないものから優先する |
| ユニークは鍛造できるか | 大半のユニークは通常の鍛造不可。レジェンダリー・ポテンシャルのルートに頼る |
| 雕文は使い続ける価値があるか | 高ティアを追う段階なら価値がある。序盤は意味が限られる |
| 鍛造が失敗するとどうなるか | 主にはポテンシャルと素材の消費。装備そのものは壊れない |
一言でまとめると#
鍛造の正しい心構えは「先に計算し、それから手を動かす」。ポテンシャル残量と成功確率を確かめ、リソースを重要なアフィックスに投じ、残りはドロップに委ねる。賭博として扱う人はいつまでも素材が足りず、計画として扱う人は着実に強くなる。