戦略・戦術#
戦術が解決するのは「この一波をどう戦うか」だ。本ページはロールと局面に沿って分解して論じ、個別ヒーローのコンボ細部には踏み込まない。
汎用の戦術原則#
- 先に位置、後に火力:より良い位置に立つほうが、2 発多く撃つより重要だ
- 1 目標へ集中砲火:6 人で 6 目標をバラバラに撃てば火力はゼロに等しい
- 欠員が出たら無理に戦わない:味方が減ったなら退き、復活が揃ってから改めて攻める
- 目標地点の外まで追わない:勝負を決めるのは目標地点の所有権で、キル数ではない
- スキルを要所に使う:CC は敵の開戦のために、シールドは敵の爆発のために温存する
- ULT を貯め込みすぎない:要所で相手の核を相殺できるなら使う価値がある
- 敵の ULT 状態を見張る:敵の開戦スキルを使い切った瞬間が、自分が登場する合図だ
- 連絡を保つ:クイックチャットだけで位置とスキル状態は伝えられる
試合段階別の組み立て#
| 段階 | なすべきこと |
|---|---|
| 開幕 | 有利な地形を確保し、相手の陣容を探る。最初から突っ込まない |
| 中盤 | ULT で ULT を交換し、目標地点の進捗を取りに行く |
| 延長 | 全員固まって地点へ進入する。分散するより強行交換を選ぶ |
タンクの立ち回り#
中核の責務#
- チームの最前に立つが、サポートの射程を越えない
- 体で相手の最も有効な攻撃ルートを封じる
- チームに前進の余地を作るのであって、自分で人を殺すのではない
進階の要点#
- 遮蔽物を使って進む:目標地点へ直線で突っ走らない。壁と角を借りて敵の射線を断つ
- 進退の判断:HP が半分になった時点で後退を検討する。回復に命を預けるのではない
- 相殺の判断:敵のサポート 1 人を相殺して目標地点が取れるなら、その交換は正当だ
- 後衛の保護:敵の刺客が繰り返して成功しているなら、一段戻るほうが前進より価値がある
ダメージの立ち回り#
中核の責務#
- 安全な位置で持続的に火力を出す
- 機会を見つけて敵のサポートと後衛を殺す
- 爆発力で敵の重要スキルを中断させる
進階の要点#
- 参入タイミング:戦闘が始まり、敵の注意が前線へ引かれてから入る
- ポジション移動の習慣:同じ狙撃点に 2 ラウンド以上留まらない
- 目標選定:まず敵のサポート、続いて ULT を発動中の相手を狙う
- 撤退の基準:スキルを使い尽くして離脱手段がなくなったなら、追撃を続けるべきではない
サポートの立ち回り#
中核の責務#
- チーム全体の HP 線を維持する
- CC とバフでチームファイトの帰趨を変える
- 自分を守る。死んだサポートの治療量はゼロだからだ
進階の要点#
- ポジション:味方と敵の突進ルート双方を同時に見られる位置に立つ
- 治療の優先順位:押されている味方を優先する。順番に一人ずつ世話するのではない
- 刺客への反制:狙われたらまず移動スキルで距離を取り、CC は相手が密着してきたために残す
- ULT のタイミング:集団回復やバフ系の ULT は敵が開戦する直前に置く
チーム陣容の戦略#
| 陣容 | 構成 | 適用場面 |
|---|---|---|
| 均衡 | 2 タンク + 2 ダメージ + 2 サポート | 大多数の試合 |
| 前線強化 | 3 タンク + 2 ダメージ + 1 サポート | 強行突破または地点防衛が必要なとき |
| 火力強化 | 1 タンク + 4 ダメージ + 1 サポート | 敵のサポートが薄いとき |
| ダブル回復 | 2 タンク + 1 ダメージ + 3 サポート | 敵の刺客が強いとき |
攻撃側の戦略#
- 二手に分かれて前進し、敵の火力を分散させる
- 主路はタンクが押して進み、副路は刺客を配置して切り込みに備える
- 敵の ULT をまず引き出してから、本格的に地点へ進入する
- 目標地点の進捗が過半を越えたら、人を掃除するより進捗の保護を優先する
防御側の戦略#
- 敵の最も狭い攻撃通路を固める。開けた場所に立たない
- 回復リソースは通路を守るタンクへ集中して配る
- 敵が欠員を出しても外へ追わない。位置を保つのほうが重要だ
- 延長段階では外周を放棄して目標地点を守る
マップ支配#
マップ支配の中核は「相手に遠回りを強いる」ことだ。高台、狭路、目標地点周囲の遮蔽物を支配すれば、敵は不利な方向から攻撃するしかない。
| 要素 | 価値 |
|---|---|
| 高台 | 視界の優位。通路を抑制できる |
| 狭路 | 敵の陣形を制限し、CC スキルの効率が最も高い |
| 回復パック | 誰がより長く目標地点附近にいられるかを決める |
| 側翼ルート | 刺客の参入路であり、防御側が封じるべき口でもある |
対策の考え方#
| 相手の戦い方 | 反制手段 |
|---|---|
| 前線の強行突破 | 壁で前衛と後衛を分断し、まずサポートを殺す |
| 刺客による後衛切り | サポートは自己保身型のヒーローへ替え、タンクは下がって保護する |
| 遠距離の圧殺 | 側翼ルートで背後へ回り込み、敵にポジション変更を強いる |
| ULT による連続開戦 | ポジションを分散し、同一の ULT に複数人が覆われるのを避ける |
| 目標地点の死守 | 範囲ダメージと強制移動で敵を地点から押し出す |
単独とパーティ#
単独プレイで最も重要なのは穴埋めと順応で、味方が自分の計画に合わせると期待しないこと。パーティならできることがある。
- 事前に連携ヒーローの組み合わせを打ち合わせる
- 役割分担を明確にし、誰が開戦し誰が回収するかを決める
- 敵の変陣へ対抗して一緒にヒーローを入れ替える
よくある質問#
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 戦術をどれだけ暗記すべきか | 暗記不要。「位置を取る、集中砲火、欠員で退く」の 3 原則で足りる |
| 5 人誰もヒーローを変えない場合は | 自分が最も重要な穴を埋める。不満を言うより大概有効だ |
| 必勝の戦術はあるか | ない。戦術の価値は現在の陣容と地図への適合にある |
| 目標地点をいつ放棄すべきか | 味方の欠員が過半を越え、しかも敵の ULT がまだ残っているなら、次の防御線へ退く |